高校生向けの香り研究や教育活動

虫かごに入れた蚊を使い、「香りをつけていない手」と「香りをつけた手」を比較する検証を実施するなど、実験にも工夫が光ります。足を使った検証まで行われるケースもありました。市販の化学的な虫除け剤に代わる、安心・安全なアロマスプレーを開発。地域の植物や天然精油を活用し、環境にも人にも優しい虫除け製品を目指したプロジェクトです。

有効な香りが見つかると、次はそれをどのような製品にするかを相談。「スプレーにしたい!」という声が上がっても、

容器の選定、安全性を保つ混合成分、使用期限、水分を加える場合の保存性など、製品化に向けた課題が次々と立ち上がります。

「それでは販売に適さないのでは?」という、鋭い視点からの質問も飛び交います。また、ある高校からは「授業に集中できるアロマスプレーを作りたい」という要望も。。

しっかりと検証計画を立てながら、目的に合った香りの選定や製品構成を進めています。

別の高校では「文化祭で販売できるアロマグッズを作りたい」という声があり、限られた予算の中で、チームを組んで試行錯誤を重ねています。

弊社ではこうした若い世代の柔軟な発想と行動力に、日々刺激をもらっています。「こういったことを疑問に思うのか!!」「こんな考えを持っているのか!」などなど香り業界になれてしまった我々では考えないようなことを言われます。

高校生向けの香り研究や教育活動をしていると自分たちも勉強になります。